世界に羽ばたけ‼︎Jリーグ&エスパルス

Jリーグと清水エスパルスを応援するブログです。

入替え戦の復活と昇格プレーオフの存続についての考察

Jリーグ入れ替え戦9年ぶり復活へ 来季導入を検討


   来季からJ1、J2入れ替え戦が9年ぶりに復活する案が浮上していることが9月30日、分かった。

   リーグ関係者によると、J1の16位とJ2の3位がリーグ戦後にホームアンドアウェー方式で入れ替え戦を行う変更案を、すでにJリーグが検討。J1の16位~18位とJ2の1位~3位の3クラブが自動入れ替えする現行制度から変更するのか、近日中に実行委員会で議題に挙げられ、話し合われる。(出典:日刊スポーツ電子版)


○我がエスパルスは今年J2に降格し、否が応でもこの問題について考えなければならないチームとなってしまった。でも中立な立場でこの問題について考えていきたい。


◆J1J2入れ替え戦復活の背景
J1リーグは来季より今までの2シーズン制を廃止し、1シーズン制の復活を決めた。
背景には、競技的な側面より経営的な側面を優先した現行制度、チャンピオンシップ制の見直しができる事態になったことがあげられる。
DAZN (英パフォーム社)との大型の放映権契約の締結(10年2100億円)である。


これにより協会の軸足は、競技的な側面であるJ1リーグの強化が最優先項目になった。
アジア諸国との競争力格差是正(ACL制覇)は至上命題であるからだ。
では日本のトップリーグ(J1 )のレベルを上げていくにはどうしたらよいか?
そこで問題になっているのが、J1J2入れ替え戦でありJ1昇格プレーオフである。


◆J1昇格プレーオフ導入の背景
J1昇格プレーオフ制度の導入は、なによりJ2の活性化のためである。
年間順位が6位以内になればJ1 昇格のチャンスが得られるため、リーグ戦終盤まで消化試合となる試合が減少することになる。(J2は年間42試合の1シーズン制)
それともう1つ、インフラ整備が不完全なチームが多いJ2 にとって、J1昇格という言葉は、自治体等を動かす大きな起爆剤の効果がある。
2014年北九州はリーグ5位となったが、ライセンス問題でJ1昇格プレーオフへの出場ができなかった。しかしその後、自治体と協力して専用スタジアムを建設したのはよい例であろう。

しかし、もともとこの制度には大きな欠陥がある。
それは競技的な側面での公平性である。本来ならば、長丁場のリーグ戦の成績で年間順位を決めるべきもので、4位~6位のチームが、3位を押しのけて昇格できてしまう事はやはり問題であると思う。


つまり、このJ1昇格プレーオフは競技的な側面の公平性と経営的な側面とのバランスの上で存在しているものであることを理解しておかないといけないと思う。


◆Jリーグの進むべき方向性
Jリーグの普及と裾野の拡大を担っているJ2リーグと、日本の顔として世界との競争に立ち向かうJ1リーグとは、自ずと目指す方向性が異なっている。
この両リーグをつなぐものとして、J1J2入れ替え戦であり、J1昇格プレーオフがある。
そのため、幸か不幸か色々な政策的な面で、変更を余儀なくされることが出てくる。


今のJ1昇格プレーオフの状況として言えることは、経営的な側面からは間違いなく成功を収めていること、そして競技的な側面からは、プレーオフ上がりは、2009年以来J1残留を果たしていないことである。

だから、J1昇格プレーオフは廃止してJ1J2入れ替え戦に変更すべきか?
自分的には、ここにJ1のレベル維持の話しを持ち込む必要性はないように思える。
そもそも、J1昇格プレーオフはJ1強化のための制度ではないからだ。

それに、競技レベルの維持、向上は、外国人枠の拡大、放映権料の配分の見直し等の
他の代わりになる政策によって、十分対応可能ではないだろうか?


実際にJ1昇格プレーオフは、一発勝負のトーナメントなので見ていて非常に面白い。
コンテンツとしての魅力はJ1J2入れ替え戦の比ではないでしょう。
(当事者である我がエスパルスとしては、たまったものではない制度ですが。)
そして、J2クラブが経営面で力をつけるチャンスを広げてあげたほうが、
長期的に見て日本のサッカー界をレベルアップさせるものと考えます。

だから自分は、J1J2入れ替え戦の導入、J1昇格プレーオフの廃止は反対です。
 
でも今のJ1昇格プレーオフは、競技的な不公平感をもう少し改善する必要があるとも思っています。せめて、リーグ戦3位チームをシードにして、4位と5位の勝者とJ1昇格を争わせる
といった、3位によりアドバンテージを与える制度にすべきです。


日本のサッカー界(Jリーグ)において、何が一番良いかを改めてよく考えたいですね。